私の研究は「太陽エネルギーを用いた燃料製造」というものです。

半年以上にわたって行われた実験から数値データを蓄積し、学会でそれらのデータの公開もなされています。

情報が膨大で雑多、それらの全体から何が見出せるのか、今後どうしたら良いか、ということが課題になっていたところ、先輩からKJ法が役に立つと勧められセミナーに参加しました。

「本当に大丈夫?」 

実は・・・・・不安でした

 

データはバラバラで「本当に大丈夫?」と最初は不安で、初日が終わり、ある程度まとまってはいくのはわかったのですが、それでもまだ不安でした。

最後は意外にも自然な形で三つにまとまり、関係線を引くと、方向性が浮かび上がってきました。

「表札づくり」は難しかったですが、いきなり完成した表札をつくるのではなく、段階を踏みながら進むことで、やり遂げられました。

 

広がる発想、まとまる構想

 

考える時にこれまでしていたことは、箇条書きにし、それを眺め、そのうち段々まとまってくる、というものですが、空間配置の限界があり、発想が広がっていきません。

「花火」だと、どんどん書けますし、随時付け足すこともでき便利です。

研究者は「考えろ」と云われますし、「テーマづくり」や「どう解決したらよいか」は悩むところですが、手法を通じ、やるべきこと、やらなくてよいこと、考えなくてよいことなど、秩序だてができます。

 

研究・人生に役立つ

誰も教えてくれなかったことが学べた

 

論文の書き方というのは、研究室にもよるでしょうが、誰かが教えてくれるというわけではなく、テーマを見つけたりデータをまとめるといった、誰も教えてくれないことを、今回、学ぶことができました。

「我々は現実の一部しか見ることはできない」とか「己を虚しくする」といった哲学や技術は、印象深かったです。

KJ法は、研究だけでなく、自分の将来についても、何が大事で、何が大事でないかを見極めることができる、強力な武器だと思います。


横山大輔さん 東京大学大学院工学系研究科

初受講: 2010年8月8日、所属は受講時点

インタビュー: 2010年8月21日、於:中野サンプラザ

構成: エバーフィールド

 

 





 

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