論文を書くにあたり、専攻分野で興味のある分野について20人に調査したところ20通りのバラバラなことが集まり、どうしようかと・・・。

"なんちゃってKJ法"的にブレインストーミングみたいなことをすることはこれまであったのですが、そんな風にしてまとめてみたところで「発見」はできないだろうと思い、かといってどうやって論文を書くかについて、誰かが教えてくれるわけではありません。

KJ法を学びしっかりとした質的研究をしようと、今回セミナーに参加した次第です。

 


「データさん」は何を語っているのか・・・

虚心で見るのが難しい

 

「データさん」が何を語っているかを一生懸命聴こうとするのですが、無意識のうちに勝手に解釈して、いつのまにかストーリーを作ってしまう・・・。

いつも使っている右手ではなく、左手で鉛筆を握って書くようにもどかしく、やってみて、初めて自分のものの見方にアカがついているのに気づきました。

虚心で見るのがとても難しかったです。

 

手を抜いちゃいけない

ちゃんとやるってすごく大切

 

セミナーを受けるまでは、分析ではなく総合である、とか、分類ではない、とか、そもそもKJ法とはどういうものであるかが、よくわかっていなかったんですね。

作業のひとつひとつのステップをしっかりとすることの重要性、手を抜くと後で大変なことになることを思い知らされました。

ちゃんとやるってすごく大切だと痛切しました

 

驚き、驚き、驚き

KJ法って、素晴らしい

 

やり終えると「あーここにくるんだなぁ」と。(感嘆)

作業を始める前に「三つにまとまります」と云われて驚いたのですが、本当に三つにまとまってあらためて驚き、漠然と思っていた予想と違う結果に驚き、内容の意外性に驚き、ひそかに感動してしまいました。

あれだけのいろんなものがまとまるなんて不思議です。KJ法というのは、すごい "発見"で、それがこうして伝承されていくなんて素晴らしいことだと思います。


藤本京子さん (仮名) 立命館大学大学院応用人間科学研究科

初受講: 2010年8月16日、所属は受講時点

インタビュー: 2010年9月1日、於:中野サンプラザ

構成: エバーフィールド

 

 





 

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