Q&A よくあるご質問と答え |
Q | 公開セミナーの内容、到達点はどのようなものでしょうか? |
A | KJ法の概要を押さえた上で、フィールド・サイエンス・取材(探検)、データのまとめ方の技術と思想を体験します。KJ法の基本かつ主要な技術と思想が一連の流れに含まれています。セミナー後には、課題設定、データ収集~データの総合化が自律的にできることを目指しています。 |
Q | 公開セミナーに参加するための条件はありますか? |
A | 特に条件はありません。学問的、研究的なバックグランドなどの必要はありません。「何か具体的に困っている課題」があった方が、セミナーを受講する意義はより高くなるでしょう。研究をされている方の場合、既存のやり方では、整理・処理が難しくうまくまとまらない、どうしたらいいか困っている、といった方がやりがいをもって取り組みやすくなります。 |
Q | 公開セミナーにはどんな人が参加していますか? |
A | (質的)研究をされる方、企業経営者・役員、経営コンサルタント、一般ビジネスパーソン、公務員など多様です。研究をされる方々も、大学生、大学院生(修士・博士)、社会人学生、大学・大学院講師・教授、専門学校教員など幅広く、内容も、看護・医療、福祉、心理、教育、歴史等々、多岐にわたっています。研究をされる方の殆どは、資料をお持ちになり、論文等作成に資する作業を行い「KJ法とは何か?」を頭と身体で理解され、自律的に進めることができるようにしています。KJ法は、一般的には「質的研究法」として分類されていますが、基本的には「発想法」であるため、量的研究をされる方にとっても有効です。理系の方でも、数値データを質に還元してからKJ法を行うことで、発想が得られます。企業経営などで、未曾有の出来事に、経験値や既存のやり方では上手く解消できない状況に陥り、方向が見えなくて非常に困っている、という方々もおられます。個人の方では、人に云えないことで、非常に悩んでおられる方もいます。グループワークでの合意形成を学びたい、会議の方法を学びたい、という方も多くおられます。公開セミナーではグループワークを行うわけでありませんが、グループワークを行う以前の、ご自身の物事の考え方を客観視していただくよい機会となっています。 |
Q | 守秘性が高い課題なのですが、守秘状況はどのようになっていますか? |
A | セミナーは、最大2~3人程度の少人数で行います。それぞれ自分の課題に取り組みます。他の人の様子は、断片的には聞こえることはありますが、各自自分の課題に没頭していますので、通常は何をやっているかはわかりません。セミナー中は練習のため、「発表」という場面がありますが、強制ではありません。発表する場合でも、都合の悪い部分は捨象してかまいません。特別な事情がある場合には、講師が配慮します。講師が知りえた内容が、他所に洩れることもありません。 |
Q | 2日間で、KJ法による問題解決は完結するでしょうか? |
A | 持ち込み資料がない場合には、概ね完結します。論文作成などで分量が多く、かつ、対外的にも精密さを要求される場合には、その全てを2日間で終えることは難しいです。その場合には、限定された材料を使い一回KJ法を完結させ(「狭義のKJ法1ラウンド」)ることを目指します。それでも、大抵、初日に宿題が出ます。完結しない場合には、別の日にフォローを設定することが可能です(有料)。 |
Q | 2日間の中で、早く終了してしまったり、逆に完結できないことはありますか? |
A | 早く進むことは、非常に稀です。遅れ気味の場合には、早く進めることもありますが、参加者ご本人の意思を尊重します。完結できなかった場合、別の日にフォローを設定することが可能です(有料)。 |
Q | セミナー後のフォロー・アップなどはありますか? |
A | セミナー後の勉強の機会として、マンツーマン、ジョイント、勉強会、自主勉強会などがあります。 |
Q | あらかじめ「ラベル」を作ってきたほうがよろしいでしょうか? |
A | 事前にラベルを作ってくる必要はありません。事前に用意されたラベルは、多くの場合使用されず、作り直しとなります。作り直しになってしまったとしても「とりあえず作ってみる」ことは経験として役立つことが期待できますので、余裕のある方は、多少作成してみてもよいかもしれません。 |
Q | 事前学習は必要ですか? |
A | 特に必要はありませんが、時間があれば「発想法」川喜田二郎著(中公新書)を事前に熟読されると良いと思います。本書に書かれている技術は旧くなっており、現在行っている最新の手法とは異なる点が多く、技術そのものの参考書としては推奨しておりませんが、思想・哲学を理解する上で役立ちます。「発想法」を読まずにおこしになっても構いませんが、通常、事前に読んでから来られた受講生の方々の方が理解度は高いように思われます。 |
Q | 公開セミナーに参加した場合、自分の課題を持ちこんでも構いませんか? |
A | セミナーには、ご自分の課題をお持ちいただいた方が有意義です。個人的な悩み、どうしてまとめていいかわからない研究課題、企業・組織・組織の課題など、内容は問いません。課題が複数あり、どれにするか決めかねている場合には、できるだけ沢山の種類をお持ちいただいた方がよいこともあります。当日、講師と相談しながら決めていくことが可能です。課題がない方は、セミナー受講時に、設定することができます。(必要に応じて、「テーマ設定」の方法を、セミナー時に学ぶことができます) |
Q | 研究課題は膨大で複雑です。それを公開セミナーに持ってきて処理できるのでしょうか? |
A | 研究課題等があれば、是非、お持ち下さい。それを使い本セミナーの中でKJ法ができるかどうかは確約できませんが、研究や問題解決に対する指針について、当日、講師がアドバイスしています。「KJ法を用いて○○○がしたい」とか「○○○を使いKJ法でまとめることが可能か?」といったご相談を受けることがよくありますが、具体的なものがないと一般論しかお話できません。将来の研究のためといった理由で、完全な資料が手元にないような場合であったとしても、不完全・部分的でもよいので何か具体的なテーマや研究素材をお持ちいただいた方が二度手間にならず効率的です。資料をお持ちいただく際は、できるだけ多くお持ちいただいた方が、選択肢が広がります。「こんな資料は使えない」などと思っている資料が、意外に役立つこともあります。 |
Q | 公開セミナーに資料を持ちこんで論文を作成させることは可能ですか? |
A | よくあるパターンとして、半構造化面接のテープおこし(A4×10枚)などを、使用することがあります。ポイントを絞り、かつ、受講者には集中して臨んでいただくことで、一通り終了することは可能です。完結できなかった場合、別の日にフォローを設定することが可能です(有料)。 |
Q | 公開セミナーで作成したKJ法図解等を論文に使用したいのですが可能ですか? |
A | かまいません。講師(インストラクター)が支援をして作成した図解の場合には、インストラクター○○などと添えて記載しますので、それを踏襲してください。 |
Q | KJ法で作成された論文を参照したいのですが? |
A | セミナー受講者の論文がいくつかありますので、受講時にご要望があればご覧いただくことができます。 |
Q | 公開セミナーで、自分が特に解決したい課題・問題はありません。練習用の素材はありますか? |
A | 練習用の素材が用意されていますので、課題がない方はそれを使用しても構いません。セミナー当日、概要などのレクチャを受けた後、ご判断いただくことができます。練習用の素材には、著作権が発生していますので、それを無断で複製・再配布することはできません。 |
Q | 公開セミナーの割引料金はありませんか? |
A | 早割り、社会人学生割り、再受講割などがあります。詳細は、セミナー事の情報を参考にして下さい。 |
Q | セミナーを再受講した場合、割引はありますか? |
A | 最初の受講から三年以内の場合には、二割の割引があります。それ以降はありません。再受講ではなく、フォローアップの勉強会やジョイント・レッスンが安上がりですが体系的に学びなおしたい方には再受講をお奨めします再受講の場合は、セミナーのすべてのプロセスに参加できますが、ジョイント・レッスンの場合にはセミナー受講生が優先されるため、部分参加になります |
Q | 公開コースは2日間ですが、半日や1日など短い期間で学びたいのですが、どうしたらいいですか? |
A | 2日間の公開セミナーは、KJ法という学びの体系を自律的に運用するために最低必要な日数となっています。それ以下の短いセミナーは、オーダーメードになりますので、個別にお問合せください。 |
Q | 1日や半日の体験コースはありませんか? |
A | 以前は、半日コース、1日コースも開催していましたが、現在は行っておりません。「体験」だけしても、実際にKJ法を活用・駆使できるレベルには到達できないため、別途、学習が必要になり、二度手間になります。 |
Q | セミナーの開催日を早く知りたいのですが、どうしたらよいですか? |
A | 概ね一ヶ月から二ヶ月前での発表となっております。それより先のスケジュールについては、御問い合わせいだだければ、「概ねの予想」をお教えすることはできます |
Q | グループワークとしてのKJ法を学びたいのですが、公開セミナーで可能ですか? |
A | 公開セミナーは、個人作業が主体となります。KJ法式ブレイン・ストーミング(パルス討論)については、必要に応じて説明のみあります。5名以上の場合、集合研修が可能で、その場合にはグループワーク(グループKJ法)は、要望があれば、含めることもできます。「グループKJ法」は、勉強会の特別企画として行うことがあります |
Q | 講演依頼をしたいのですが、講師は派遣してもらえますか? |
A | はい、可能です。料金は、100人規模までなら、1時間10万円(消費税別)、1000人規模なら、1時間30万円(消費税別)、交通費、出張費が別途かかることがあります。テーマは応相談 |
Q | 集合研修をしたいのですが、講師は派遣してもらえますか? |
A | はい、可能です。料金は5人なら、公開セミナーと同様、一人100,000円(消費税別、テキスト代別)/3日間、交通費、出張費が別途かかることがあります。6人目から割引があります |
Q | 研修体系を構築したいのですが、相談にのってもらえますか? |
A | はい、可能です。コンサルティング業務として行います。料金は50万円程度から、規模や範囲、期間によっては、1,000万円位になります。費用を抑制する方法としては、ご担当者が「研修体系を構築する」といったテーマで、公開セミナーに参加すれば、概ねメドは立つと思います。関係者を集め、集合研修スタイルで行えば、2-3日間で概ねのアウトプットを出すことができ、その後は自律的に活動することもできます。弊社は「自律的に考え動く個人・組織を育成」することに力を入れています |
Q | ファシリテーションを依頼したいのですが、ファシリテーターを派遣してもらえますか? |
A | はい、可能です。10人くらいまでを対象に半日(4時間)、150,000円(消費税別)、1日(正味7時間)なら、200,000円(消費税別)、交通費、出張費が別途かかることがあります。年間契約の場合割引があります。KJ法の研修ではないため、参加者にKJ法を教えるわけではありませんので、ご注意ください。 |
Q | セミナーで使用する正式テキストだけを販売してもらえますか? |
A | テキストは、受講と同時の購入だけになります。テキストだけの単体販売はしておりません |
Q | 受講の申込をしましたが、予習をしたいので、テキストだけ先に送っていただくことは可能ですか? |
A | テキストは、読みものになっているのではなく、書き込み式となっており、それだけを使い事前学習しても、あまり効果はないと思います。「どうしても」という場合のみ、着払いでお送りいたします。 |
Q | 川喜田二郎氏の書籍を購入したいのですが、販売してもらえますか? |
A | 弊社では、正式テキストのみ、受講者に販売しています。それ以外の書籍の取り扱いは一切していません。 |
Q | KJ手帳を購入したいのですが? |
A | KJ手帳の販売はしておりません。セミナー時に、ご覧頂くことは可能です。 |
Q | KJラベルを購入したいのですが? |
A | KJラベルは在庫がなくなったため、販売していません。セミナー時にご覧いただくことは可能です。 |